上野動物園で実践!柵の中の動物を撮る

目にピント

上野動物園はその正式名称を東京都恩賜上野動物園と呼び、Wikipediaによれば、飼育動物数は名古屋の東山動物園に次いで2番目に多いということですが、パンダなど希少動物の飼育されている動物園としても知られています。デジタル一眼レフカメラを買ったらぜひ行ってみてください。

 

上野動物園へのアクセス

上野動物園には3カ所の入り口があります。1カ所目はメインの入り口で、上野駅からお花見スポットの上野公園を抜けて、歩いて5分くらいのところにある表門。もう一カ所は東京メトロ千代田線の根津駅から歩いて5分くらいのところにある池之端門。そして、不忍池の弁天堂のそばにある弁天門の3カ所です。一番混むのはやはり、表門でしょうか?看板動物のひとつであるパンダ舎も近く、ここから入られる方がおそらく一番多いと思われます。入園料は一般の方が600円、65才以上の方は300円。中学生は200円ですが、都内在住もしくは都内の学校に在学中の中学生と小学6年生までのお子様は無料で入園することができます。また、こどもの日や10月1日の都民の日など、無料開放される日が年に何回かあります。詳細は上野公園のホームページでご確認いただけます。

参考 上野動物園上野動物園公式サイト -東京ズーネット-

ワタシの場合、上野公園まで歩いて行ける距離のところに住んでいますので、歩いて行くことも多いのですが、重たい撮影機材を持って歩くのはけっこう大変だったりするので、電車で行ってみたり、自転車で行ってみたりすることもあります。出入りには池之端門を使うことが多いでしょうか?表門に比べれば入り口も狭いですが、空いているので比較的簡単に入場ができるのが一点あるのと、もうひとつ、ワタシの大好きなハシビロコウやフラミンゴ、ペンギンの飼育エリアが近くにあるので、池之端門から入ることが多かったりします。

ハシビロコウ↓↓↓
ハシビロコウ

 

フラミンゴ↓↓↓
フラミンゴ

 

ペンギン↓↓↓
ペンギン

 

 

上野動物園の形状

上野動物園は表門が山の上にあり、パンダ舎や猿山、ゾウやトラなどが飼育されているエリアがあります。一方、池之端門側は山の下にあり、キリンやサイ、カンガルーなどが飼育されています。山の上と下にエリアが分かれており、いそっぷ橋という橋で上と下がつながっているほか、モノレールもあり、それを使って、山の上と下を行き来することができます。山側は少し起伏があり、池之端門側は平らなエリアですが、ベビーカーなどでも楽しむことができますので、小さなお子様連れでも安心して楽しめます。

 

 

望遠ズームレンズを用意する

ハシビロコウやペンギンなどは金網の中で飼育されていますので、金網が撮影にジャマだったりします。こんなときは望遠ズームレンズを使うと金網を消すことができます。高倍率ズームレンズをお持ちの方は、それを持っていかれるとほかの動物の撮影のときにもいいですし、ダブルズームキットで購入された方は標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本を持っていかれたほうが撮影の幅は広がりますので、レンズ交換の時にホコリが入らないように気をつけながら、用途に応じてレンズ交換をされるといいと思います。

望遠レンズの使い方

 

金網を消す設定

今回はニコンのD5300というエントリーモデルのDXフォーマットのカメラとダブルズームキットのAF-S DX 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRを使って撮影しました。解放F値は4.5ですが、望遠側にすると、この数値が大きくなってしまい、大口径の望遠レンズに比べると、ちょっと力足らずなのではないかとお思いでしょうが、ぜんぜん大丈夫です。

  1. 展示動物の金網にできるだけ近づく
  2. 望遠ズームレンズの望遠端を使う
  3. 絞りは開放にする

 

やるのはこの3ポイントだけ。あとはいつもどおり、絞り優先オートで撮影することができます。ISO感度以上制御はONにし、感度上限制御6400くらいにしておくといいと思います。動物を撮影する場合、動きのある動物の場合はシャッター速度優先オートとかのほうがいいかもしれませんが、ハシビロコウなどあまり動かないといわれている動物などは絞り優先オートで十分撮影することができます。フォーカスモードは被写体を追ってくれるAF-Cを使ってもいいと思いますが、ワタシはAF-Sで撮影しています。

望遠端とは数値の大きい側をいいます↓↓↓
望遠ズームレンズ

 

ANA 羽田空港でタイムラプス

 

 

撮影してみる

ハシビロコウは動かない動物といわれていますが、見ているとけっこう羽ばたいたり鳴いてみたりとけっこう動いたりしますし、目を閉じたりもしますので、撮影もけっこう時間がかかったりします。ハシビロコウは上野動物園でもトップ5に入る人気の動物らしく、ハシビロコウの展示エリアにはいつも人垣ができている状態です。一カ所で撮影をつづけると、ほかの見物客のジャマになりますので、マナーを守って撮影しましょう。

目をつむったときのハシビロコウ↓↓↓
目をつむったハシビロコウ

 

 

金網に近づけないとこんなかんじになります↓↓↓
ハシビロコウ金網

 

ペンギンもこんなかんじ↓↓↓
ペンギン金網

 

十分に金網に近づけるとこんなかんじになります↓↓↓
ハシビロコウの金網が消える

ペンギンもこんなかんじ↓↓↓
ペンギン

もしレンズにフードがついていれば、フードを金網につけちゃう程度に近づけても大丈夫ですし、フードのないレンズでしたら、レンズプロテクターはつけておいたほうがいいと思いますが、金網までギリギリにレンズを持っていくくらいの勢いで大丈夫です。

 

 

まとめ

金網を消す方法は動物園以外でも使うことができる撮影技術ですので、練習がてら、ぜひ、上野動物園に訪れてみてはいかがでしょうか?ハシビロコウをはじめとしたレッドリストの動物にもあえて、とても楽しいですよ。動物を撮影する際には、ぜひ、目にピントもお忘れなく。ポートレートにも通じるところですので、ぜひチャレンジしてみてください。

ピントは目に合わせて↓↓↓
目にピント

 

 

 

 

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