ケンコーのスターリーナイトは光害をカットしてくれるフィルターです。CP+で発表されて以来、品薄な状態がつづいており、ワタシも入手するまで、ひと月くらいかかりました。
光害とは
光害とは、都市l部での過剰な街灯などの光により、空が明るく見えてしまう現象で、英語ではLight Pollutionと呼ぶそうです。天体観測に障害を及ぼし、日本では光害のない地域というのは非常に希少は場所となっています。ちなみに、光害は公害と区別するために「ひかりがい」とも読むそうですが、ウィキペディアによれば「こうがい」と読んでも大丈夫なようでした。
東京タワーとは
東京タワーはいわずと知れた東京のシンボルです。正式名称は日本電波塔というようで、東京スカイツリーができるまでは、テレビおよびFMラジオの電波塔として使われていました。現在でも、東京スカイツリーのバックアップとして電波塔としての機能を有しているそうです。東京タワーには150m地点と、250mに展望台があり、それぞれメインデッキ、トップデッキと呼ぶそうです。かつてはメインデッキを大展望台、トップデッキを特別展望台と呼んでいたようですが、いつのころからか呼称が変更になったようです。
展望台ではありませんが、東京タワーの先端の部分が333mということでした。
トップデッキツアー
トップデッキに行くためにはチケット販売所でトップデッキツアーに申し込む必要があります。このツアーに申し込むと、エレベーターに乗る時間が指定されてしまい、メインデッキに上がるのに下で少し待つようになります。ワタシがキチンと説明を聞いていなかったのかもしれませんが、販売の際にもう少し、細やかな説明があればいいなーと思いました。ワタシはてっきりメインデッキまではすぐにでも行くことができて、トップデッキに行くのに時間指定がなされているものと勘違いしており、ちょっと遅い時間をいってしまったので、18時45分と指定し、それまでメインデッキで撮影してようと思っていたのですが、そうではなくて、メインデッキに行くエレベーターの時間が18時45分ということで、小一時間、下で待つようになってしまいました。ちなみに、メインデッキまでの料金は900円、トップデッキにも行ける料金が2,800円でした。
指定時刻前にトップデッキツアーと書かれた列に並び、エレベーターに乗ってメインデッキに到着したころにはマジックアワーははじまっており、楽しみにしていた撮影はできず。
トップデッキツアーと銘打っていることから、東京タワーができるまでの話などが解説されており、メインデッキからトップデッキに上がるのにさらに時間を要し、途中でお茶のサービスなどもあり、トップデッキに到着したときにはすでに夜になってしまっていました。
台場・レインボーブリッジ方面を撮影
三脚が使えない
トップデッキでの滞在時間はとくに決められておらず、いたいだけいられますが、トップデッキにいた東京タワーの方に確認をすると、三脚を使うことは禁止ということでしたので、手持ちでの撮影となりました。展望台自体はわりと暗いのですが、ダウンライトと非常口が気になり、忍者レフ板も持っていきましたが、けっこう混雑していたので、使ったらおこかれるかなーという判断で使用は控えました。
トップデッキからビル群を撮影
インスタグラムでよく見かける赤羽橋の交差点のところもよく見えましたが、いざ撮影となると、よく見える場所はやはり、行列ができており、順番待ちの状態でしたので、並んで撮影順を待ちました。三脚が使えないので、今回はISO感度を思い切って25600まであげ、マニュアルモードで撮影しました。適宜ISO感度は調整しましたが、16000あたりで撮っているのが比較的キレイに見えます。また、ノイズは気になりませんでした。
手持ちでの撮影ですので、どうしてもシャッタ速度が速く、本来ならキレイな光跡が撮れるところなのですが、ちょっと残念でした。
メインデッキにて
トップデッキは狭く、ひとも多くいらっしゃいましたので、ちょっと早めに切り上げて、メインデッキに降りました。トップデッキに比べるとメインデッキのほうがひろびろとしており、天井も高く、広いせいか、ひともさほど多くはいらっしゃらなかったかんじで、撮影がてら、もう一度赤羽橋の交差点の撮影をすることにしました。メインデッキにいらっしゃった東京タワーのひとに確認をすると、三脚の使用はOKということでしたので、こちらでは三脚を使用して撮影しました。
余談ですが、以前三脚使用がOKな展望台を調べていたとき、東京タワーも出てきていたのですが、トップデッキで聞くと、使用不可、メインデッキで聞くと使用可ということで、おそらく、トップデッキは狭いのでダメということなのだと思います。単純に比較はできませんが、似たようなエリアを見ることができる六本木ヒルズの展望台のほうが三脚も使用でき、撮影に配慮されているかんじがしましたので、ワタシは六本木ヒルズの展望台推しです。
スターリーナイトを使ってみる
今回のメインテーマ、ケンコーのスターリーナイトを使用した写真ですが、赤羽橋の交差点を撮影しました。真ん中のスライダーを左右に動かしてみてください。
色味がぜんぜん違います。詳しくはケンコー・トキナーのホームページに譲りますが、街明かりの影響で黄色やオレンジの色カブリがするのを低減しているのだそうで、自然なかんじの色で撮影することができるそうです。
参考 星景・夜景撮影用フィルター「スターリーナイト」ケンコー・トキナーホームページ本来であれば、星空撮影時に威力を発揮するものなのでしょうが、夜景の撮影でも十分にその効果を確認することができました。
東京タワーを撮ってみる
東京プリンスホテルのプリンスタワーの中庭から東京タワーを撮ってみました。
スターリーナイトをつけた状態で手持ち撮影しています。外して比較を撮ってみればよかったのですが、手持ち撮影だったので、うまく重なるかすらわからなかったので、比較はしませんでした。東京タワーがキレイに見えて、いいとこ発見しちゃったというかんじでした。
東京プリンスタワーに写る東京タワー
まとめ
星空撮影だけでなく、夜景の撮影にも使うことができるケンコーのスターリーナイトを使って撮影してみましたが、空の暗さがキチンと表現できるので、別の口径のものも用意しようと思っています。だいぶ品薄感は解消されているようですが、82mm径のものはなかなか売られてなかったりするようですので、予約して購入するのが一番かと思います。このフィルター一枚で夜景の撮影がぜんぜん違って撮影することが可能になりますので、みなさまもぜひ、試してみてはいかがでしょうか?オススメですよ。