ブルーアワーとマジックアワー

王ヶ頭マジックアワー

日の出前や日の入り後、空がピンクに染まり、影ができない不思議な時間帯があります。写真の世界ではその状態をマジックアワーと呼び、幻想的な写真を撮ることができます。

 

 

ブルーアワーとは

マジックアワーの時間帯が過ぎ、ピンクの空が青一色に染まるタイミングがあり、そのタイミングをブルーアワーと呼んでいます。マジックアワーとは、太陽が地平線ないし水平線の下にあり、下からに日を照らすことにより起きる現象ですが、ブルーアワーは太陽の位置がさらに水平線ないし地平線の下にあり、夜との境目の時間帯となり、暗さとしては夜よりは明るいですが、薄暮とは違い、かなり暗いかんじの状態です。そういう時間帯ですので、ブルーアワーになっている時間帯は非常に短時間なものです。夜であれば、刻一刻と暗くなり、朝であれば、空が徐々にピンクに染まる。そんな時間帯です。日の出前でも日の入り後でもどちらのタイミングでも撮影は可能ですが、ワタシ個人的には日の出前のほうが好きだったりします。理由は初日の出ですかね?その日の日の出を見ることができると、とてもハッピーな気分になれるからということでしょうか?

ブルーアワー

ブルーアワー

まさに、朝と夜の境目です。空にはまだ星が出ており、その先は明るくなっています。

 

撮影方法

ブルーアワーもマジックアワーもキホン夜景と同じ設定で撮影することができますが、絞り優先オートでも撮影が可能です。ISO感度自動制御をオンにして、感度上限制御3200とか6400とかに設定し、シャッタースピードはカメラに決めてもらうというスタンスでいいと思います。ただしこの場合ですと、徐々に明るくなるとか、徐々に明るくなる、ないし暗くなるというのを実感できないかもしれません。とくにインターバル撮影を行うと、それが顕著に表れてしまう可能ですがあるので、インターバル撮影をされるのであれば、マニュアルモードを使われたほうがよろしいかと思います。また、絞り優先オートでの撮影であっても、マニュアルフォーカス、手ブレ補正機構があればそれもオフにして撮影します。

ご注意
ニコンの一眼レフカメラにはフォーカスモードセレクターというレバーがついているものがあります。

フォーカスモードセレクター

フォーカスモードセレクターのついたカメラをご使用の方は、マニュアルフォーカス時には必ず、フォーカスモードセレクターをMに切り替える必要があります。故障の原因となるそうですので、レンズをMFにしたら、必ずフォーカスモードセレクターもMにするのをお忘れなく。

王ヶ頭で撮影したマジックアワー

王ヶ頭マジックアワー

 

どこで撮る?

撮影場所としては、少し開けているところのほうがいいかと思います。土手の上とか、海辺とかですかね。シンボリックなものが一緒にはいるとさらにドラマチックな作品になると思いますので、遠征時にちょっと早起きして撮ってみるのもいいかもしれません。

王ヶ頭マジックアワー01

時期としては、冬場のほうが空が安定していていいと思いますし、明け方を狙うのであれば、冬場のほうが体に優しいといいますか、ちょっとお寝坊もできますね。夏場ですと、早朝の3時ころからスタンバイしないといけなくなりますので、夜通し撮影しているのであれば話は別ですが、そうでないなら、冬場のほうが気持ち的にもラクですね。ただし、冬ですので寒さとの闘いにもなります。夏場であっても山の上などは気温がかなり下がりますので、キチンと防寒して撮影に挑まれてください。

湘南国際村で撮影したマジックアワー

マジックアワー01

マジックアワー02

 

 

三脚は必須

繰り返しになりますが、キホン夜景の撮影と一緒ですので、三脚は必須アイテムとなります。最新のカメラですと高ISO感度にも強く、手持ちでもいけちゃいそうなかんじですが、ワタシは低ISO感度で長時間露光する派ですので、三脚が必要となります。また、インターバル撮影をする方は三脚がないとブレブレのタイムラプスになってしまいますので、耐荷重に見合った三脚を持っていきましょう。レリーズはあったほうが便利なアイテムですね。雲を流して撮影するとか、雲海を長時間露光で撮影する場合などにはレリーズがあったほうが便利だったりします。花火の撮影のときとかにも使ったりしますので、ひとつ持っているといいかもしれません。ちなみにですが、ニコンのデジタル一眼レフカメラの場合、レリーズのコネクターの形状により何種類かのレリーズがあります。MC-DC2を使うカメラですと、純正品ではタイマーレリーズはありませんので、サードパーティー製のものを選ぶようになります。ワタシは以前、サードパーティー製のレリーズで痛い目に合いましたので、レリーズは純正品を選んでいるのですが、タイマーレリーズを使いたい状況のときはカメラ本体のインターバルタイマーをうまく活用するといいと思います。あとは、アマゾンなどのクチコミで、チェックしていくかんじですかね?純正品の半値以下で購入することができますので、看過できないのも事実です。

 

 

インターバルタイマーを使った設定方法

  1. マニュアルモード、マニュアルフォーカス、手ブレ補正機構があればそれもオフ
  2. IS0100、F8〜
  3. シャッタースピードは露出計を見て判断しますが、20秒くらいからのスタート
  4. インターバルは30秒
  5. 撮影枚数はお好みで

朝撮影するのであれば、ブルーアワー、マジックアワーを経て明るくなります。逆に夕方撮影するのであれば夕焼け、マジックアワー、ブルーアワー、そして夜というふうになりますので、シャッタースピードを決めるのがちょっと難しいのですが、仮にシャッタースピードが20秒であっても、露出計がイチバン左を指している場合で朝に撮影するのであれば、これから徐々に明るくなってくるので、最初は真っ暗でよくわからないかもしれませんが、100枚撮影するとして、インターバルが30秒なら50分かかります。その50分の間に日の出になってしまうと、最初は真っ暗で、最後は明るすぎという状況になります。100枚で設定して、50枚くらいは使える写真が撮れると思いますので、半分は捨ての覚悟で撮影するといいと思います。夕方から日没にかけてを狙うのでも考え方は一緒で、最初は明るすぎちゃうかもしれませんが、徐々によるなるというかんじですかね?夜になると、露光量不足で真っ暗な写真になってしまうと思いますので、そのときどきのタイミングで、日の出日の入りの時間を調べてから撮影されるとよろしいかと思います。

インターバルとは
インターバルとは最初のシャッターからつぎのシャッターまでの間隔を指します。仮にシャッタースピード30秒だった場合、インターバルが30秒ですと、シャッタースピードとインターバルが符合してしまうため、インターバルが機能しなくなってしまいます。仮に30秒のシャッタースピードで撮影されるのであれば、インターバルは32秒とか33秒とかシャッタースピードプラスアルファの時間が必要となります。この2〜3秒はSDカードの書き込みのスピードにも関係してきますが、1秒とかだとちょっと心許ないので、ワタシは3秒をひとつの目安としてプラスオンしていますが、2秒でも1秒でももしかするとできないことはないかもしれません。実験していないのでわかりませんが、ワタシがよく使うD5300などでは、カメラのスペックの問題もあるため、3秒くらいがインターバルの妥当なラインかと思われます。

 

 

タイマーレリーズの必要性

シャッタースピードを30秒以上に設定したいときにはタイマーレリーズが必要となります。ボディ側では30”→Bulb→Timeの順となり、30秒以上のシャッタスピードは任意で決めるしかできません。そのときに役に立つのがタイマーレリーズです。タイマーレリーズを使うと、レリーズのシャッターボタンを押してから何秒後にシャッターが開き、30秒を超える任意の時間でシャッターが切れ、設定した枚数を撮影することができるようになります。大変便利な道具ですが、MC-36Aなどの純正品はちょっと高いのがネックです。Amazonなどを見ると、サードパーティー製の互換品が純正品の半値以下で買えますので、買ってみるのもいいかもしれません。ワタシには動作保証ができないのが申し訳ないのですが・・・。

 

 

まとめ

昼間と夜の間にはとても美しい光景が待っています。デジタル一眼レフカメラだからできる撮影方法ですので、ぜひ、みなさまもチャレンジしてみてください。早起きは三文の得というコトバはこのためにあるのか?と思えるくらいの瞬間ですので、デジタル一眼レフカメラ購入の動機としても十分かと思います。星空のつづきで朝まで撮影というのもありですし、星は撮れなかったけど、雲の動きはよくわかったという写真を撮ることもできますので、ぜひ、一度挑戦してみてくださいね。とても美しい瞬間をカメラに収めることができますよ。

 

 

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