マクロレンズを使ってふわふわを撮る

ふわふわの花

ニコンでは純正品のマクロレンズのことをMicro(マイクロ)NIKKORと呼んでいますが、マクロレンズとは最大等倍で撮影が可能なレンズのことをいいます。コトバの定義などちょっと難しかったりするので、順を追って説明したいと思います。

 

等倍とは

そもそもマクロレンズとはなにかといえば、撮影倍率が等倍で撮影ができるレンズのことをいいます。撮影倍率とは、例えば、5cmの被写体がセンサー上では1cmとして写る場合、撮影倍率は1/5となります。撮影倍率が等倍とはそのままズバリで、5cmの被写体がセンサーにも5cmとして写るという意味になります。

参考 レンズニコンホームページ

マクロレンズは最短撮影距離が近いものが多いため、近寄って撮影できるレンズであると勘違いされやすかったりしますが、そうではありません。マクロレンズにも焦点距離によって標準マクロ、中望遠マクロ、望遠マクロと分類といいますか、カテゴライズされます。一般的には焦点距離が50mmくらいのものと標準マクロ、90mmくらいのものを中望遠マクロ、200ミリくらいのものを望遠マクロと呼んでいるようですが、印象としては、寄って撮影している印象が強いかもしれませんし、ワタシもニコンがいうところのDXフォーマット、つまり、APS-C用のマクロレンズしか持っていません。ナゼかというと、お金がないからというのが大きな理由ですが、もうひとつ理由があって、それがカメラのセンサーサイズと関係があったりします。ちなみにですが、ケラレを気にしなければ、ニコンのカメラの場合、DXのレンズをフルサイズにも使うことができます。キヤノンですと、フルサイズ設計のレンズはAPS-Cにも使うことができるようですが、APS-C設計のレンズですと、フルサイズのカメラには使うことができないようです。ニコンはどちらも可能ですが、APS-C設計のレンズをフルサイズで使うときにはケラレができるので、注意が必要です。

 

マクロ撮影

ワタシがマクロレンズを使うときは、お花などの接写か商品を近くで撮影するときです。

青い花

クラウン03

ワタシが所有しているマクロレンズはAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G(以下40マイクロ)というDXフォーマット用のレンズです。NIKKORでもサードパーティ製でもFX用のマクロレンズは出ていますが、ワタシの撮影の場合、DXのレンズでことが足りるといいますか、DXフォーマットのほうが、メリットがあったりします。みなさまご存じのとおり、APS-Cセンサーで撮影した写真はフルサイズ換算する場合1.5倍となります。この1.5倍とは焦点距離の話ですので、同じ焦点距離のレンズで撮影すると、FXとDXでは写る範囲が違います。具体的にいうと、DXフォーマットは、23.5mm×15.7mm。FXフォーマットは35.9mm×23.9mm。ニコンのホームページの説明がわかりやすいと思いますが、FXで撮影した写真の真ん中をくりぬいたような状態になります。イメージ図を書いて説明できるといいのですが、図が書けず、スミマセン。

参考 FXフォーマットとDXフォーマットの違いニコンホームページ

つまり、DXで撮影すると1.5倍拡大されて写るということになります。上述のとおり、ワタシのマクロ撮影のスタイルはお花などの接写か室内での商品撮影などに限られ、少し距離のあるところから、茂みにいるムシを撮影したりするようなことはしませんし、こわいのでムリです。ということで、ワタシの場合、最短撮影距離が短く、ワーキングディスタンスも短い距離での撮影となりますので、ボディやレンズが小さくて済むDXで十分ということになります。ちなみにですが、最短撮影距離とはピントが合うイチバン短い距離、ワーキングディスタンスとはレンズの先端から被写体までの距離のことです。

ウォータークラウン撮影について
クラウン04 ハイスピードシャッターでウォータークラウンを撮ってみる

 

寄って撮る難しさ

タンポポの綿毛など、ふわふわを撮るのにはマクロレンズがその力を発揮します。ワタシの使っている40マイクロは最短撮影距離が163mm。レンズフードをつけてしまうと、距離基準マークからレンズフードの先端まででそれくらいの距離になってしまいます。以前ケーキを撮影したときに、ファインダーを覗くのに集中しすぎて、ケーキにレンズフードを突っ込んでしまったことがあります。163mmとはそれくらいの距離感ですので、みなさまも撮影の際にはご注意ください。

綿毛のタンポポ02

寄って撮影するということは、ピントがそれだけシビアになるということです。手ブレ補正機構があるレンズを使えばある程度撮影しやすくなると思いますが、ワタシの場合、キホンは三脚固定、レリーズ使用で撮影します。ピントはオートフォーカスを利用しますが、何回かピント合わせをしようとすると、そのたびにピント位置がずれたりすることがありますので、できればいったん合わせたら、そのまま撮影に移りたいところです。外の撮影で被写体がブレてしまい、ピントがどうしても合わせられないときは、マニュアルフォーカスでピントを合わせ、風がやむのを待ったりする必要もあります。このあたりも、DXカメラなので、ラクにセッティングができますが、FXのカメラになると、三脚とかも大きくなりますし、セッティングが非常に大変になります。DXの大切さが身にしみる瞬間ですね。

 

ふわふわを撮る

綿毛のタンポポなどを見つけたら、ぜひチャレンジしてみてください。カメラを三脚に固定し、レリーズをさしたら、設定です。

  1. 絞り優先オート、オートフォーカス、手ブレ補正機構があればそれもオン
  2. F値解放、ISO100、感度自動制御オン、感度上限制御ISO6400
  3. 露出補正はプラス気味で

ワタシは絞りを開放で撮ってしまっていますが、少し絞ってもいいかと思います。ただ、背景のボケ感も出したいので、軽く絞るといったかんじでしょうか?

ふわふわの花

風で被写体が揺れ、ピントが合わせられないときがあります。そのときは上述のとおり、マニュアルフォーカスで風がやむのを待ちましょう。また、ワタシは勝手のよいベルボンのULTRA553miniというミニ三脚を使いますが、カメラをキチンと固定できる三脚を使うようにしてください。ブレの原因にもなりますし、カメラを傷つけることになるかもしれません。姿勢が低く、ファインダーを覗くことが難しいことがよくあります。そんなときは背面液晶を使いましょう。バリアングル液晶ですと、どの角度にも液晶を向けることができるので、非常に便利ですね。そんなのもあって、ちょっと古いですが、ワタシはD5300を使うことがわりとあります。お花を撮影するときは、プラス気味で撮影するとふんわりしたかんじになります。調整しながらですが、少し白飛びしてるくらいでもいいかもしれません。

ピンクの花

状況で、EV+いくつというのはいいにくかったりしますがので、お好みの補正を探してみてください。

 

まとめ

ふわふわを探して公園内を散策すると、かわいらしお花が咲いていることに気づきます。せっかくマクロレンズを使うのですから、一緒に撮影してみましょう。また、綿毛のタンポポなどは強風で綿毛が飛ぶ可能性があります。お花も近寄るので花粉や蜜がつく可能性もありますので、清掃用のペーパーやブロアも一緒に持ってお出かけください。茂みの中に入るときは地バチなどにも気をつけないといけませんし、立ち入りが禁止されているところには立ち入らないでください。そういうところを撮影したい場合、焦点距離の長いマクロレンズを用意する必要が出てきます。撮影マナーに気をつけて、いろいろと被写体を探してみてください。とてもステキな写真を撮ることができますよ。

 

 

 

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